なんとなく、なんでも雑記
中国へいってきました。
さて、中国で本場の麻婆豆腐を一度食べてみたいと思っていました。
豆腐の形を崩さずに麻婆豆腐に仕上げるのは、大変な修行が必要だと聞き及んでいます。
しかし、今回の行き先である北京では、中華料理はあまり美味しくない…などという、不吉なウワサも聞いています。
中国で中華が美味しくないとはどういう事でしょう??
とりあえず、以前行った事のある上海では、中華料理は不味く無かったですが...
そういえば、大阪人の私は、東京へ行った時に、ロクな食いもんがなくて散々ぼやいていた覚えがあります。
不味くてバカ高い東京の食事情には、閉口したものです。
首都というのは、そういうもんかもしれません。いや、わかりませんけど。
とりあえず、政治の中心なんだから、食もきっとそこそこだろう…などという期待を持って行きました。
結論。
北京の中華料理は美味しくない。
結構名の通った北京ダックの店でも、あんなのは北京ダックじゃない! と、断言できる程の味でした。
食べられない事はないが、日本の北京ダックの方が、断然美味いです。
日本の中華は美味いなと感じるのは、私が日本人だからでしょうか??
なんとも言えませんが、少なくとも台北で食べた中華はとても美味しかったですけど、どうでしょう。
さて、麻婆豆腐です。
麻婆豆腐といえば四川料理なので、北京で食べて味をどうこう言うのが間違っている気はします、気はしますが、少なくとも四川と北京は同じ国です。
日本で食べる麻婆豆腐は、とても美味しいのはみなさん御存じの通りです。
豆腐にからんだピリ辛を、熱々で食べるのが麻婆豆腐の真骨頂。豆腐と挽肉や豆板醤入り餡のWin-Winな関係が、麻婆を四川料理の王たらしめていると言っても過言ではありません! (いや、過言かも…)
さて、北京で食べる麻婆豆腐の味は??
…
…
…
もう、二度と北京で麻婆豆腐は食べない!!!
辛い! 辛い! 辛すぎる!!!
舌がピリピリして、豆腐の味を味わうどころではありません。
北京の四川料理が全てこうなのかはわかりません、しかし、僕はもうチャレンジする気力がありませんでした。
あー辛っ。
日本に四川料理を紹介したのは、陳建民さん(陳建一氏の父)らしいのですが、日本向けにアレンジをしたのもまた、陳建民さんらしく、NHKの『きょうの料理』などの料理番組に出演して日本向けにレシピを変えたりしていたそうだ。
えらいなぁ。
あのままのレシピでは、到底受け入れられなかった事は、想像に難くない。
すばらしく美味しい四川料理を日本で広めてくれた先人に感謝しつつ、私は美味しい麻婆豆腐を今日も食べられる事に豆腐屋として感謝したい。
申し訳ないが、北京で食べた麻婆豆腐は、到底うけいれられません。
さてさて、世の中広いもので、調べているうちに「マーボカレー」などという商品が存在する事をつきとめた。
食べたい! いや、きっと食べてやる!
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