なんとなく、なんでも雑記
なんというか、旅行に来ているからだろうか? 6時頃には目が覚めてしまった。
しばらくぼーっとテレビを見るが、起き抜けなので内容は全く頭に入ってこない。英語放送というのもある。なにやってたのか覚えてないけど、Discoveryチャンネルだったのは覚えている。
ベトナムと言えども、世界を席捲するグローバル化の波には逆らえないものらしい。看板やサービスも結構アメリカンな感じがするし、銀行のロゴマークがどうみてもアメリカ的デザインセンスだ。最大手らしいベトコンバンクのロゴは、間違いなくADOBEの製品でデザインされている。また、ATMコーナーが町中のいたるところにある光景は、社会主義国家的とは思えない。資本主義国ナイズされた光景。
ちょっと残念なのは、やはり遅れが目立つ所。
例えばコンビニが全く見当たらない。ホーチミン市にはファミマが進出しているらしいけど、ハノイではホアンキエム湖の近所でサークルKを一軒見つけただけ。
スーパーも、少なくともホテルの周辺1ブロック圏内には無かったし、ツアーバスの中からも見つけられなかった。全く無いという事は無いんだろうけれど。
朝のヒマな時間にホテル周辺を歩いてみた。
活気はとてもある。屋台で朝食を食べる一般市民がたくさんいる。ただし、この屋台で俺はとても食べられない。申し訳ないが。
向かいもホテルだし、バイク屋、銀行、ファッション企業、色々見つけたが、庶民の暮らしも垣間見える。
とても垢抜けた場所とは言えないが、悪い雰囲気ではない。こんな都会のど真ん中で野ざらしの草が所々はえた露天駐車場があったりとか、言葉で説明するのは難しいけど、発展途上国の魅力と言えばいいのだろうか。大阪よりも人間味を感じるあたり、東京人には好き嫌いがはっきりわかれる街のように思う。
俺は好き。
しかし、一人で来るのはちょっとばかし勇気がいるな。そんな感じ。
チェックアウトした。
今日でベトナムも最後。離陸は夜中0時過ぎの予定。ほぼ一日使える。イエーイ。
バスに乗り込む。
昨日ホテル前の街路樹が軒並み嵐で倒れたので、バスがホテル前の道路で待っている。ちなみに、この道路は片道3車線の道路。3日目になると、信号が無いこの道路もちゃんと横断できるスキルが身についているのだから、人間の適応能力はなかなかすばらしい。
ゆっくりはダメ。走ってはダメ。立ち止まってはダメ。一定速度で歩けば、バイクも車も人間をよけて行く。フォースが使えるようになった気分だ。
夕食は Quan An Ngon というレストラン。
とにかく人気で安くて地元民もよく行くチェーン店のレストランらしい。
1階は屋根が開放式だけど、今日は小雨が降ったり止んだりの天気なので天井が幌で閉じられている。日本でも工場や荷捌き場なんかでたまに見かける開閉式の屋根になっている。我々の席は2階。
とにかく混雑していて頼んでもなかなか来ないという事なので、ガイドに適当に頼んでもらったら、えらい事になった。
大皿料理がいっぺんに出てきてしまったのだ。テーブルにとても乗り切らない。
急いで食べる。どさーっとテーブルに料理が出てくる。急いで食べる。どさーっとテーブルに料理が出てくる。
めまぐるしい夕食になってしまった。もうちょと、考えて出して貰いたいものだ。この辺の融通の効かなさは困ったものだ。
味は良い。しかし、超満腹になってしまった。頼みすぎ。
最後の料理はもう入らなかった。
今日もナイトマーケットへ行こうという話だったが、嵐が通り過ぎた為に中止になったらしい。無理も無い。
時刻はもう午後11時になろうとしている。今日は一日バスと船の乗物三昧だったのでさすがに疲れた。
明日は寝坊ができる模様。朝10時フロント集合との事なので、ゆっくり寝よう。
バスに乗り、帰路につく。バスは走る。
トイレかタバコか、きっと誰かが言ったので予定外に停車。
バスが止まったのはいかにもローカルな露天商の前。バラックというのが似つかわしいつくり。トイレは奥にあるが野ざらし。ヤシの実の残骸が地べたに無造作に積み上げられている。
トイレから戻ると、バラックで誰かがサトウキビのジュースを頼んだらしく、回し飲みがまわってきた。甘い。
それにしても、この環境でもしぶとく商売を行っているバイタリティが素晴らしい。今の日本でこういう商売はさすがに見かけない。
再び出発、しばらくして、行きとは違う国営の土産店にてトイレ休憩。
こういう店は、必ず観光客価格になってるな。高い。やたらと店員が多い。大抵日本語を話す。
「高くなーいよ」「おぃしい」「さいこぅひんしつぅ」なんていう高度な日本語を駆使して、我々を篭絡する。手ごわい。
そして、なぜか簡単に倒れそうなレイアウトでバカ高い壷や花瓶やオブジェが置いてある。明らかにワナだ。
トイレに行くときには気をつけたい。特にデイパックを背負っている人は十分すぎる注意を払って貰いたい。正値は100万円以上ついている。そんなはずないと思うけど、壊したらむこうの言い値でも仕方がない。
相手は国営なのでどうやっても勝ち目は無い。できれば近づかない事。しかし、トイレに行くにはどうしてもそういう危険ゾーンを通過するようになっている。困ったもんだ。
トイレした後は、チョコなどが並ぶ安全ゾーン近くをぶらぶらしてから、出口で待ってた。
さて、またまた出発。
バスの前方、遠くにドス黒い雲が沸いている。
雨が降り出した。
結構などしゃ降り。スコールというやつだろうか?
ハノイ近郊になると、雨は止んだ。
橋の上ではトラックが横転している。事故だろうか。
市街地に入ると、イオンモールが建設中だった。勢いあるなイオン。
日本大使館があった。広い。アメリカ大使館のせせこましさと比較してしまう。かつての敵国には、それなりの対応を取っているという事かな。
ハノイはフランス支配時代の影響か、道に街路樹が多いが、そこかしこで倒れている。どうやらハノイを嵐が襲ったらしい。
翌日、ガイドに聞いたら、2名死者が出たそうだ。結構な被害が出ていた。
ホテル前の街路樹も全て倒れていた。かなりな被害だった。
ハロン湾名物?ティエンクン洞窟探検。
洞窟へ行くなんて知らなかったのでサンダル履きで来てしまったが、大丈夫との事。
しかし、ちょっとしたハイキングコースというか、結構アップダウンがある。濡れた床面が多いので、心配な人はちゃんとしたウォーキングシューズの方がよい。
まぁサンダルでなんとかなったが、年配者は気をつけて欲しいところ。
コースにもよるらしいが、私が行ったのはぶらぶら20分程度のコース。
桟橋から登って登って洞窟入口。中では降りて登って、降りて登って、カクテルライトで鍾乳石が照らされていて、ちょっと涼しい。
最後に登って外に出ると、すぐに売店。降りて降りて、売店が何カ所かあり、乗ったところとは違う桟橋から再び船に乗り込む。
売店にはTシャツや真珠のアクセサリーなんかが置いてある。
船に戻ると、船内で土産品の販売。キーホルダーやアクセサリー、小物を高値で売りつけてくるので値切らねばならない。というか、いくら値切っても、いくらぐらいの価値のものかわかっていない我々には勝ち目はないのだが、これも旅の思い出、何がしか買っておいたら船員の印象もよくなるような気もする。
なぜかドンでもドルでも円でも受け付けてくれるが、レート計算はかなりいい加減なのでその点は注意してほしい。
なんやかんやで2000~3000円分買ってしまった。
そうこうしてる間に、出発した港に到着。なかなか楽しかった。
またあのガタガタな道を帰るのかと思うと、ちょっと憂鬱。
船に乗り込み、ハロン湾クルーズへ出航。
そこそこ大きな船で、25~30人は乗れる大きさだが、今回は貸切。
桟橋を離れてしばらくは、両岸にリゾートマンションとおぼしきオサレ物件が立ち並ぶ。宿泊施設を備えた船も並ぶ。ハロン湾を1泊かけてクルーズする船だそうだ。欧米人はこういうの好きそう。
港を出るとランチスタート。
とりあえずビール。
あー、昼間から飲むビールうめー!
船員服を着たパンチョさん(的イメージ)の人がワインを勧めてくる。値段を確認、頼む。
あー、昼間から飲むワインうめー!
前菜からスタートする海鮮料理のコース。
前菜を食べて飲んでる間に船はスローダウン。
近づいてくる小船が2艘、反対から1艘、海賊ではない、物売りに来ているのだ。
魚、貝、カブトガニ。
カブトガニなんかどうすんだ?と聞いてみたら、「食べる」との回答。食べる部分あるの??
売りに来た海鮮は、買い上げると船内で料理してくれるらしい。なるほど、観光客が喜ぶような仕組みが出来上がっている。勉強になるな。
反対側からは窓から直接売り込み。小さな子供がバナナなんかの果物を売り込んでいる。子供を使うとはなんて卑怯なんだ(笑)。
同行の一人が「こんなん買ったらなしゃあないやろ」甘いなぁ。
まんまと売り込みに成功した小船は、商品を渡したら全力で離れていった。なんて現金なんだ(笑)。
商売タイムが終わって小船が離れたら、船は再びスピードを上げた。
さっき買った貝が料理になって出てくる。こうやって、観光客を喜ばせつつ商売にもなっているシステムは、見習うべき点が大きい。
ランチの間に奇岩と奇岩の間に突入!まさに海の桂林、いや、実は桂林には行ったこと無いですが。
ランチを終えてデッキへ。世界遺産になるだけの事はあるなという景色。きっと海賊のアジトとかがあったに違いない。
しばらくすると船は島の桟橋へ。ここから洞窟探検に向かう。
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