なんとなく、なんでも雑記
黒部湖側から見ると、まるで山岳要塞のような大観峰。
その大観峰からは立山を貫いてトンネルが伸びていて、室堂に通じている。
大観峰はロープウェイとトロリーバスの乗り継ぎ機能だけを提供している駅で、
ここから徒歩では出る事ができないようになっている。
さて、次の室堂までは約3.7Kmの立山トンネルを通るのだが、
この立山トンネルも細く、結構なカーブと高低差のあるトンネルとなっている。
途中に破砕帯の表示もあり、当時の工事が大変であった事を物語っている。
このトンネルは、先に通ってきたダム工事用の関電トンネルとは違い、純粋に観光目的のトンネルとして掘られた。
よくこんなトンネルを観光用に掘ったなと思う。
さて、いよいよトロリーバスに乗車する。
トロリーバスの運行は、2024年で最後なのだとか。
2025年からは、バッテリー式のEVバスで運行される予定らしい。
最後の年のトロリーバスに乗れて良かった。
約10分の乗車時間。
トンネルが狭く1車線しか無い。なので、途中の立山直下でトンネルが2車線に広がっている場所があり、そこで対向してきた大観峰行きのトロリーバス車列と行き違いを行う。
単線の鉄道のような運行方式になっているのは、関電トンネルと同じ。
幸いに2台目のバスの前の席に座れたので、先行するバスがトロリー線から電気の供給を受ける様子を見る事も出来た。
鉄道と違い、架線2線との接触が必要なので、その分メンテナンスや装置の保守は大変なんじゃないかと思った。
鉄道ならば、直流でも交流でも架線は1線で済む(線路にも電流は流せるから)。
ゴムタイヤを履くトロリーバスは、そうはいかない。
退避線なんかでは、架線はどうなってるんだろうか?(お互いの線は接触してはならないので)
ちゃんとうまい事なってるんだろうけど、などと思って調べてみたら、トロリー線の分岐器なるものの動画を発見した。なんでも調べてみるもんだ。
なんやかんやで、室堂に到着。
室堂はどんなところなのかな。楽しみだ。
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