むるむる ブログ

主に旅について、それから色々

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ベトナム旅行記 2015年

昼食後、ホアンキエム湖のところでバスから降ろされた。
降りたところにシクロのおっさんらが待ち構えている。既に団体で乗ることが決められており、チップも払ってあるので不要との事。しかし、個人的にはコレに乗るのは気が進まない。というのも、私はガタイがかなり大きい部類の人間で、おっさんらは痩せた人がほとんど。なんというか、こんなおっさんがこぐ乗り物に私が乗り込んでヒーこら言わせながら観光するというのが、どうも罪深い気がしてならない。

しかし、一人だけイヤだとも言えず。乗り込む。
うーん、遅い。歩いたほうが早い。見られるのも恥ずかしい。
よく見ると、大型電気カートのようなのが観光客を乗せて走っている。アレのほうがいい。

30分程乗った。なんというか、正直言ってあまり楽しいものでもなかった。こういう機会がないと乗らない気がするので、まぁ、乗ったことあるという権利を手に入れただけのような気がする。そんな権利、いらないし。

やっとのことでこの罰ゲームから開放され、歩いて市内散策。
今回の旅で、唯一のコンビニ発見。サークルK。ミニサイズのコンビニで水を購入。ちゃんと冷えてる水が買える幸せ。

歩き回ってると、色々な店がある。ニセモノを販売している店もあった。ブランドのベルトがずらり。しかし、残念な事に全く興味がない。値段だけ聞いたら15ドル~25ドルぐらい。そこそこの値段がするな。値切れば安くなるんだろうけど、いかんせん興味がないのでもはや交渉もせず。ばいばーい。

歩いていると、おっさんが勝手に俺の靴を磨こうとする。いらん。断る。頼んでもない靴磨きでカネを請求されてもうっとおしいしな。こういういらん所はちゃんとアジア的。

刺繍絵の店、見事な芸術品で値段も相当。すごいけど、わざわざここで買う観光客がいるのだろうか??
日本の一般庶民感覚ではそうなのだけど、ちゃんとこういう店があって観光ルートに入っているという事は、買うヤツがいるんだろうな。

カイシルクという店に行く。地元では有名なシルクブランドらしい。
値段的にはちょっとお高い感じだけど、手が届かない訳じゃない。彼女とかいれば買うんだろうな。そういう訳で、結構みんな買っていた。

散策をおわり、バスに乗って連れてこられたのが、ツアーお決まりの観光客用土産店。
全く興味ないけど、ガイドはこういうところで買い物してもらわないと旨みがないのだろう。
ちょっと興味を惹かれたのが、コピルアック。ジャコウネコのフンから採れるという最上級コーヒー品種。
いやしかし、コピルアックてインドネシアのものではないの??
コーヒーのプロではないので詳細不明だが、ベトナムで販売しているのはいかにも胡散臭い。希少で高いという事は知っているが、この店には希少と言うのをはばかるぐらい、けっこうな量のコピルアクが置かれている。あぁ、きっとだまされるんだろうな、みんな。
そんな感慨を持ち、おかげで1ドンもこの店に落とす気が失せたので、外で待ってたら、フォーを80個買ったツワモノがいた。
高値掴みしたのではないだろうか? ちょっと心配になる。

Post date : 2018.01.17 12:39
ベトナム旅行記 2015年

お昼ごはん。なんというレストランか分からないが、ベトナム旧家風でいい雰囲気。
中庭があり、中庭にブッフェ形式で料理があるので好きに取ればよい。
ちゃんとフォーもあるし、寿司もあるし、グリルで肉を焼いてくれたりもする。
しかし、普通のベトナム人はこういう店でお昼を食べたりはしないんだろうな。観光客かブルジョワしか来ない雰囲気が漂っている。内装もベトナム風というか、中華風というか、微妙にレトロフューチャーインドシナ(いま作った)な感じ。
ちょうど良い時間に入ったらしく、食べ始めてしばらくすると中国語を喋る団体がやってきた。
連中より先で良かった。後だと軒並み食い尽くされてたな。

Post date : 2018.01.17 12:34
ベトナム旅行記 2015年

ホーチミン廟を見学する予定だったが、すごい人人人。人の列がものすごい。
ホーチミンの遺体が安置されているが、ホーチミンの遺体はロシアの技術で保存されているそうで、度々処理の為にモスクワへ行ってしまうので、見られるのは運がいいとガイドは言っているのだが、この列に並んでまで見たいとも思わない。
皆同じ思いだったようで、「この暑さでこの列に並んだら死にかねない」という意見で一致したので、遺体を見るのはやめて、廟の周辺散策だけを行う事になった。
廟を出た後は自動的にホーチミンの家や執務室を見学するコースになっている。我々は廟の出口からこのコースに入ったことになる。

ちなみに、ホーチミンという人はベトナムの初代主席で、腐敗とは無縁の高潔な人物であったとして尊敬を集めている人物。
生涯独身で自伝の類も残していない。全国民的に”ホーおじさん”と呼ばれて親しまれているとの事。

ホーチミンの家は、国家主席の邸宅としては非常に質素で実利的。人柄が偲ばれる。

さて、はやりここにも資本主義が浸透していると言うべきか、ホーチミン見学コースを出たところは、お土産やジュース・アイスクリームなどが購入できるようになっている。
高潔な人物の遺蹟を見た後でも、この暑い中をさ迷い歩いた直後に資本主義的退廃的なアイスの誘惑に逆らう事などできるのだろうか、いいやできはしない!
やさしいホーおじさんの事だもの、それぐらいの事は許してくれるさ。それに、俺はベトナム人じゃないし、全身、資本主義社会に染まってしまっている日本から来たのだもの。どうしようもないさ!

という事で、アイス買うのに500,000ドン紙幣を出したら、あからさまに嫌な顔をされたが、ちゃんとおつりくれた。
ごめんよ、高額紙幣しか手許になかったのさ。

しばらく休憩の後、出発。
バスまで歩くが、歩道の両脇に土産店が軒を連ねる。ベトナムらしい三角の帽子や、軍の帽子、ベトナムの風景葉書、おもちゃ、なんやらかんやら売っている。大抵はドルが使えるのもベトナムらしい。

車道まで出て、バスがやってくるまで暫く道路前で待ち時間があったのだが、どこからともなく自転車でパンを売り歩くおばさん登場。バスがやってくるまでにパン売りおばさんは3人に増えた。観光客にはパンが売れるものなんだろうか??

Post date : 2018.01.17 12:32
ベトナム旅行記 2015年

なんというか、旅行に来ているからだろうか? 6時頃には目が覚めてしまった。
しばらくぼーっとテレビを見るが、起き抜けなので内容は全く頭に入ってこない。英語放送というのもある。なにやってたのか覚えてないけど、Discoveryチャンネルだったのは覚えている。
ベトナムと言えども、世界を席捲するグローバル化の波には逆らえないものらしい。看板やサービスも結構アメリカンな感じがするし、銀行のロゴマークがどうみてもアメリカ的デザインセンスだ。最大手らしいベトコンバンクのロゴは、間違いなくADOBEの製品でデザインされている。また、ATMコーナーが町中のいたるところにある光景は、社会主義国家的とは思えない。資本主義国ナイズされた光景。
ちょっと残念なのは、やはり遅れが目立つ所。
例えばコンビニが全く見当たらない。ホーチミン市にはファミマが進出しているらしいけど、ハノイではホアンキエム湖の近所でサークルKを一軒見つけただけ。
スーパーも、少なくともホテルの周辺1ブロック圏内には無かったし、ツアーバスの中からも見つけられなかった。全く無いという事は無いんだろうけれど。
朝のヒマな時間にホテル周辺を歩いてみた。
活気はとてもある。屋台で朝食を食べる一般市民がたくさんいる。ただし、この屋台で俺はとても食べられない。申し訳ないが。
向かいもホテルだし、バイク屋、銀行、ファッション企業、色々見つけたが、庶民の暮らしも垣間見える。
とても垢抜けた場所とは言えないが、悪い雰囲気ではない。こんな都会のど真ん中で野ざらしの草が所々はえた露天駐車場があったりとか、言葉で説明するのは難しいけど、発展途上国の魅力と言えばいいのだろうか。大阪よりも人間味を感じるあたり、東京人には好き嫌いがはっきりわかれる街のように思う。

俺は好き。
しかし、一人で来るのはちょっとばかし勇気がいるな。そんな感じ。


チェックアウトした。

今日でベトナムも最後。離陸は夜中0時過ぎの予定。ほぼ一日使える。イエーイ。
バスに乗り込む。
昨日ホテル前の街路樹が軒並み嵐で倒れたので、バスがホテル前の道路で待っている。ちなみに、この道路は片道3車線の道路。3日目になると、信号が無いこの道路もちゃんと横断できるスキルが身についているのだから、人間の適応能力はなかなかすばらしい。
ゆっくりはダメ。走ってはダメ。立ち止まってはダメ。一定速度で歩けば、バイクも車も人間をよけて行く。フォースが使えるようになった気分だ。

Post date : 2018.01.17 12:29
ベトナム旅行記 2015年

夕食は Quan An Ngon というレストラン。
とにかく人気で安くて地元民もよく行くチェーン店のレストランらしい。
1階は屋根が開放式だけど、今日は小雨が降ったり止んだりの天気なので天井が幌で閉じられている。日本でも工場や荷捌き場なんかでたまに見かける開閉式の屋根になっている。我々の席は2階。

とにかく混雑していて頼んでもなかなか来ないという事なので、ガイドに適当に頼んでもらったら、えらい事になった。
大皿料理がいっぺんに出てきてしまったのだ。テーブルにとても乗り切らない。
急いで食べる。どさーっとテーブルに料理が出てくる。急いで食べる。どさーっとテーブルに料理が出てくる。
めまぐるしい夕食になってしまった。もうちょと、考えて出して貰いたいものだ。この辺の融通の効かなさは困ったものだ。

味は良い。しかし、超満腹になってしまった。頼みすぎ。
最後の料理はもう入らなかった。

今日もナイトマーケットへ行こうという話だったが、嵐が通り過ぎた為に中止になったらしい。無理も無い。

時刻はもう午後11時になろうとしている。今日は一日バスと船の乗物三昧だったのでさすがに疲れた。
明日は寝坊ができる模様。朝10時フロント集合との事なので、ゆっくり寝よう。

Post date : 2018.01.17 12:24