主に旅について、それから色々
目次
「1泊30万円以上」 「部屋数は20室前後」 「立地は不便、宣伝もしない」
それでも世界中の富裕層が奪い合うように予約を入れる。 それが超高級リゾートと呼ばれる世界だ。
本記事では、
といった“量を捨てたリゾート”が、 なぜ成立し、なぜ増やさないのかを、 感情論ではなく構造と経営思想から読み解く。
まず結論から言う。
超高級リゾートは、 規模を拡大した瞬間に、 商品としての価値が崩壊する。
これは贅沢な言い回しではなく、 ビジネス構造上の必然だ。
業界的に見た超高級リゾートは、 単なる「高いホテル」ではない。
そして最大の特徴は、
体験が標準化されていないこと
だ。
AMANは世界に50数施設しかない。 しかも、1施設あたりの部屋数は極端に少ない。
理由は3つある。
そもそも同じ条件の土地が存在しない。
AMANの顧客は、
快適さではなく、 他人が入れない空間
に金を払っている。
One&OnlyはAMANとは少し違う。
などで、
「その国を代表するリゾート」
として設計される。
そのため、 量産ではなく象徴性が最優先される。
理由はシンプルだ。
この2つは、 同じ企業内では共存しない。
実際、 MarriottはRitz-Carltonを持つが、 それ以上は踏み込めない。
意外だが、 超高級リゾートは 必ずしも利益率が高いわけではない。
それでも成立する理由は、
ブランド価値が 他の不動産・国家イメージを 引き上げるから
だ。
理由は能力不足ではない。
加えて、
「排他的贅沢」を 正面から肯定しにくい文化
もある。
超高級リゾートは、
というより、
文化事業・国家装置・象徴資本
に近い。
だからこそ、
AMANが「大手ではない」のに 世界中で畏敬される理由は、
勝ち方そのものが違うから
だ。
次に「高すぎるリゾート」を見たとき、 値段ではなく、
なぜそこに存在できたのか
を考えてみてほしい。
それが分かると、 世界の観光ビジネスの見え方が 一段、変わるはずだ。
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