なんとなく、なんでも雑記
本との出会いは、本屋で突然に訪れる。
なぜ、わざわざ飲酒が禁止されているイスラム世界で、そんなに酒にこだわるのか?
そんな前提が吹っ飛んでしまう程に、筆者は酒を求めてのた打ち回る。
イスラム飲酒紀行などというタイトルが既に病んでいる。
イスラム教は戒律で飲酒が禁止されているのは有名な話だ。しかし、それはそれ。蛇の道は蛇。本音と建て前。
本人は否定しているが、ほぼアル中の筆者がどうにかして酒を手に入れ、飲み、しかし、イスラムの公共精神を汚さぬように振る舞う様子が、本当に酒飲みの行動でアホらしく、情けなく、危険を伴い、笑ってしまう。
酒を求めて求めて、なぜか精力増進や女に辿り着いてしまうのはご愛嬌。アヘンに辿り着くのは必然。イスラム世界で酒とはそういう位置にあるものらしい。
酒に対する筆者の並々ならぬ思いとおバカが詰まった一冊。
本人は否定しているが、内容はほぼアル中のヨタ話が面白おかしく詰まっている。
それにしても、イランやアフガンで酒を探し探して飲んでしまう行動力は立派。
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