なんとなく、なんでも雑記
いきなりメインエベント、黒部ダム登場!
の前に...
私たちは一つの選択を迫られる。
それは文字通りの分かれ道。
バスを降りてもまだトンネルの中。それなのに、この地底で選ばなければならない。
左へ行くか、それとも右へ行くか、だ。
左は、黒部ダムへ5分。階段下り60段。
右は、展望台へ7分。階段上り220段。
クソッ!左へ、左へ行きたい!
こんなもん、左の方が楽に決まっている。左でもダムを満喫できのは間違いない。
しかし、しかしだ!
右へ行くしかないだろう。右へ行かないと一生後悔するのは間違いない。
誰か既に行った事のある人に出会って「どっちに行きました?」 「左です」などと受け答えしたなら、蔑んだ目で見られて薄ら笑いを浮かべられながら、小馬鹿にされる未来しか見えない。
これは選択肢ではない。踏み絵だ!
なんてもの用意しがやるんだ関電!
我々から、電気代だけでなく人間の尊厳に近いものまでむしり取ると言うのか!
そんな事はさせないぞ!
ちくちょう!
そして、心が左と叫ぶなか、気力で足を右へ向けて進み、トンネルのなかの階段を上がっていくのだった。
行ったことないけれど、かの有名な土合駅もこんなんなんじゃないだろうか?
外の見えない、トンネルなのに階段という非合理に押しつぶされそうになりながら、一歩づつ上がる。
ああ、なんでエスカレーターとかエレベーターとか無いんだろう?
バリアフリーとは程遠い、もはやウォールマリアもかくやと思われる程に聳え立つ穴ぐらの中の階段を、重い体を膝に感じながら着実に一歩づつ上っていく。
途中へんな方向に折れ曲がったりしてやがる。作ったヤツの性根が垣間見えるぜ。
そして、ついに到達した。
展望台だ。
おおお、この景色は見たことあるぞ。
放水する姿も雄々しい黒部ダムの姿を、初めて肉眼で捉えた。
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