なんとなく、なんでも雑記
黒部湖から黒部平、
全線地下を通るケーブルカーで登る。
全線地下なだけあって、景色はトンネルの壁しか見えない。
よく、こんな路線を作ったな。
これは、完全に観光の為に作った路線だ。
扇沢から黒部ダムまでは、関西電力自身が電気バスの運行を行っていたが、
(関西人は、つい略して関電と言ってしまう…)
黒部湖駅から立山駅までの間の交通機関は、立山黒部貫光 という、富山県、富山地方鉄道、関西電力 等が出資する 立山黒部アルペンルートを運営する為の会社が運営している。
富山県が、どれほどこの高原観光ルートに本気なのかがわかる。
県が全面バックアップしてでも取りに行かないと、この大自然の絶景と、人類の足跡を観る観光ルートは、富山県に存在しているにも関わらず、長野県からしかアクセスできず、全部長野県に美味しいところを持って行ってしまわれるのだから。
昭和40年代にこれをやったのだから、凄いとしか言いようが無い。
黒部ダムも凄いと思うけど、富山からのアクセスルートを作ったというのも凄い。
凄いというか、気概というか、そういうのはとても伝わってくるのだけれど、
いかんせん、ずっと地下を通って、地下しか通らない路線なもので、景色は全く見えないという事は納得しておかなければならない。
ここは、景色が見えない事の凄さを、知識でもって堪能するのが作法という、超高度で難易度の高い観光ルートなのだ。
しっかりと堪能しよう。
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