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主に旅について、それから色々

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新幹線や特急列車も快適ですが、日本のローカル線には、その地域で暮らす人々の息遣いと、車窓いっぱいに広がる息をのむような絶景が詰まっています。

今回は、特に「これは乗るべき!」と自信を持っておすすめする、絶景が楽しめるローカル線を5つご紹介します。

1. 🌊 一両で海沿いを走るノスタルジー「JR五能線」【青森県・秋田県】

  • 路線区間: 川部駅(青森県)〜東能代駅(秋田県)
  • 絶景のポイント: 路線の大半が日本海沿いを走るため、車窓のすぐ隣に荒々しくも美しい青い海が広がります。特に青森県の深浦駅周辺の海岸線は、息をのむほどの絶景です。
  • 鉄道ファンへのおすすめ: 海岸線の岩場ギリギリを走るため、波の音を聞きながら旅ができます。リゾート列車「リゾートしらかみ」に乗車すれば、さらに快適に絶景を楽しめます。

2. 🌲 日本三大車窓からのパノラマ「JR肥薩線」【熊本県・宮崎県】

  • 路線区間: 八代駅(熊本県)〜隼人駅(鹿児島県)
  • 絶景のポイント: 観光列車「いさぶろう・しんぺい」に乗って、熊本県と宮崎県の県境付近を走る矢岳越えに挑みます。ここからの霧島連山と人吉盆地のパノラマは、「日本三大車窓」の一つに数えられます。
  • 鉄道ファンへのおすすめ: 進行方向を途中で変えるスイッチバックや、線路がループ状になっているループ線など、山を越えるための古い鉄道技術を体感できます。

3. 🛤️ 川面をかすめる秘境の鉄路「JR飯田線」【愛知県・長野県】

  • 路線区間: 豊橋駅(愛知県)〜辰野駅(長野県)
  • 絶景のポイント: 長野県南部に入ると、線路は天竜川に沿って進みます。断崖絶壁を縫うように走り、その車窓には雄大な川の流れと、深緑の山々が広がります。
  • 鉄道ファンへのおすすめ: 全国でも有名な「秘境駅」が最も多く存在する路線です。駅周辺に民家がなく、訪問が困難な駅に降り立つ体験は、究極の鉄道旅と言えるでしょう。

4. 🚃 絶壁と湖面を走る水上散歩「JR只見線」【福島県・新潟県】

  • 路線区間: 会津若松駅(福島県)〜小出駅(新潟県)
  • 絶景のポイント: 中でも第一只見川橋梁を渡る区間が有名。深い渓谷に架かる鉄橋の上から、エメラルドグリーンの川と、水面に映る山々を見下ろす景色は、写真愛好家にも大人気です。
  • 鉄道ファンへのおすすめ: 特に冬の雪景色と、紅葉シーズンの美しさは格別。日本の原風景とも言える雄大な自然の中を、ひっそりと走る列車の姿がノスタルジーを誘います。

5. 🏞️ 天空に続く南アルプスの玄関口「大井川鐵道」【静岡県】

  • 路線区間: 金谷駅〜千頭駅(大井川本線)、千頭駅〜井川駅(井川線)
  • 絶景のポイント: 南アルプスの山間を縫うように走ります。特に井川線(南アルプスあぷとライン)には、湖の上に浮かんでいるように見える「奥大井湖上駅」という絶景駅があり、人気のスポットです。
  • 鉄道ファンへのおすすめ: 日本で唯一アプト式鉄道(井川線の一部区間)が運行されており、SL列車が頻繁に運行されているため、動態保存の宝庫としても知られています。

📝 まとめ:ローカル線は「乗ること」が目的になる

ローカル線に乗ることは、単なる移動手段ではなく、それ自体が旅の目的になります。

車窓に流れる日本の美しい四季や、その土地の歴史を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Post date : 2025.11.13 01:06