むるむる ブログ

主に旅について、それから色々

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旅行の仕事というと、華やかなイメージがありますが、

実際は複雑な法規や運賃、そして危機管理に関する高度な知識が必要です。これらの専門知識を証明し、キャリアを切り拓くために役立つのが「旅行に関する資格」です。

今回は、旅行業界のプロとして必須となる資格から、専門分野に特化した資格まで、その種類と取得のメリットをご紹介します!


1. 💼 旅のプロの必須資格:旅行業務取扱管理者

旅行会社が旅行商品を販売・企画する上で、法律で設置が義務付けられているのがこの資格の保有者です。旅行業界で働くなら、まずはこの資格を目指すことになります。

資格の概要

種類役割難易度・特徴
総合旅行業務取扱管理者海外旅行国内旅行の両方を扱える。最も難易度が高い。大手旅行会社や海外ツアーを企画する会社で必須。毎年1回実施。試験科目が多い。
国内旅行業務取扱管理者国内旅行のみを扱える。総合より難易度は低いが、国内旅行のエキスパートとして活躍可能。毎年1回実施。国内の観光資源や運賃に特化。

取得のメリット

  • キャリアアップ: 資格手当の対象になったり、**管理者(責任者)**としてキャリアアップする上で必須となります。
  • 独立開業の可能性: 旅行業を営む場合、営業所ごとにこの資格保有者を**「選任」**しなければならないため、独立開業を目指す人にとっても必須です。

2. 🗺️ 専門知識を深める資格:旅行地理・観光英語

法律知識だけでなく、専門分野の知識を証明する資格も、旅のプロとしての価値を高めます。

① 旅行地理検定

  • 概要: 日本と世界の地理、歴史、文化、観光資源に関する知識を測る検定試験です。
  • メリット: 旅行のプロとして、お客様の質問に即座に答えられる**「知識の引き出し」**を増やすことができます。特に、添乗員やカウンターセールスを目指す人に役立ちます。

② 観光英語検定

  • 概要: 観光・旅行業界で実際に使用される英語の語彙、表現、コミュニケーション能力を測る検定です。
  • メリット: 外国人観光客の対応や、海外の提携先との交渉など、国際的な業務で即戦力となります。

3. 👩‍💼 サービスと案内能力を証明する資格:旅の「質」を高める

お客様に直接接するサービス業としての「質」を高めるための資格です。

① 旅程管理主任者(添乗員資格)

  • 概要: パッケージツアーなどに同行し、旅程の管理やお客様へのサービス提供を行う**「添乗員」**として働くために必須の資格です。
  • メリット: この資格がないと、基本的に添乗業務を行うことができません。資格取得には、講習の受講と、一定の**実務経験(OJT)**が必要です。

② 観光庁長官認定の資格

  • インバウンド対策: **「地域限定通訳案内士」や、旅の相談に乗る「旅行情報コンシェルジュ」**など、特定の地域やサービスに特化した資格も増えており、専門性を高めることができます。

📝 まとめ:資格は「信頼」と「可能性」

旅行に関する資格は、お客様や会社に対してあなたの知識と責任感を証明する**「信頼の証」**です。

まずは旅行業界の土台となる「旅行業務取扱管理者」を目指し、その後、自身の目標に応じて「地理」「英語」「添乗」といった専門分野の資格を取得することで、あなたの旅のキャリアは大きく広がるでしょう。

Post date : 2025.11.21 11:38