むるむる ブログ

主に旅について、それから色々

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なぜ彼らは“危険・無理・非効率”を選ぶのか?

はじめに:

YouTubeで人気の「旅系動画」。
絶景、グルメ、秘境、海外――見ている分には楽しいですが、
「それ、普通の旅行者が真似したら詰むやつでは?」
と思う企画、正直多くありませんか?

実はそこには、YouTuber特有の構造的な理由があります。


① なぜか“深夜着・早朝発”を選びがち

ありがちな例

  • 深夜2時に空港到着 → ホテル未予約
  • 早朝5時の始発で移動 → 前日はほぼ徹夜
  • 夜行バス → そのまま観光

なぜこうなる?

👉 撮れ高至上主義

  • 深夜・早朝=「過酷そう」「大変そう」で絵になる
  • 疲労・トラブルはそのままコンテンツになる
  • 失敗しても「ネタになるからOK」

普通の旅行では最も避ける時間帯が、
YouTuberにとっては“おいしい時間帯”なのです。


② 交通費をケチりすぎる問題

ありがちな例

  • LCC+超長時間乗り継ぎ
  • 鈍行だけで何百km移動
  • 格安バス→乗り遅れ→野宿

なぜ?

👉 節約=正義=再生数

  • 「〇円でどこまで行けるか」
  • 「貧乏旅行」「底辺旅」
  • 視聴者は“自分ではやらない節約”が大好物

ただしこれは
時間・体力・安全を犠牲にした節約

一般人が真似すると、
「安く行けた」より先に「しんどい」「危ない」が来ます。


③ 危険地帯・治安グレーゾーンに突っ込みがち

ありがちな例

  • スラム街突入
  • 夜の旧市街を単独行動
  • 外務省レベル2〜3地域へノーガード突入

なぜ?

👉 刺激がないと伸びない

  • 平和で安全な場所ほど動画は地味
  • 「本当に危ない場所行ってみた」は鉄板タイトル
  • トラブル=神回

しかし、

  • 撮影しているから助かった
  • 運が良かっただけ
    というケースも非常に多い。

視聴者が安全だと錯覚するのが一番危険です。


④ 無茶な乗り継ぎチャレンジ

ありがちな例

  • 乗り継ぎ時間30分以下
  • 別切り航空券で国際線乗り換え
  • 遅延前提のダイヤで突撃

なぜ?

👉 成功しても失敗しても動画になる

  • 成功 → 「奇跡の乗り継ぎ!」
  • 失敗 → 「空港で野宿しました…」

でも現実では

  • 次の便は翌日
  • ホテル自己負担
  • ビザ・入国問題発生

など、シャレにならない事態になります。


⑤ 体調・健康を軽視しがち

ありがちな例

  • 高山病エリアに即突入
  • 時差ボケ無視で強行軍
  • 食あたり・発熱でも続行

なぜ?

👉 休む=動画が止まる

YouTuberは

  • 体調不良=収益ゼロ
  • 動画を止めるリスクが大きすぎる

結果、
「無理して続行→さらに悪化」
という悪循環に陥りがちです。


なぜ“無茶な旅”が量産されるのか?【構造的理由】

YouTube旅の本質

  • 安全で快適=つまらない
  • 不便・失敗・トラブル=数字が出る

つまり、

普通の人が「避ける旅」ほど、
YouTuberには「価値のある旅」

という、根本的な価値観のズレがあります。


視聴者が気をつけるべきこと

YouTubeの旅動画は、
参考書ではなくエンタメです。

  • 行程は盛られている
  • 危険度は編集で薄まっている
  • 成功例だけが残っている

「楽しむ」のはOK。
「真似する」のは要注意。


おわりに:

無茶な旅は“仕事”だから成立する

YouTuberの無茶旅は、

  • カメラ
  • 編集
  • 収益
  • 視聴者

すべてが揃って初めて成立する職業行為です。

同じことを個人旅行でやると、
ただの「無謀」になることも多い。

だからこそ――
動画は動画として楽しみ、旅は自分のペースで。

それが一番、賢い旅の仕方です✈️

Youtubeの旅動画は、エンターテイメントとして楽しみましょう。
実際の旅行は、堅実に計画を立てて行うのが賢明です。

Post date : 2026.01.14 16:33