主に旅について、それから色々
――「残すか、廃止か」ではない第三の選択肢
JR芸備線。
広島県と岡山県を結ぶ山間のローカル線であり、
いまや「存廃問題の象徴」のように語られています。
利用者は少ない。
赤字は深刻。
JR西日本も自治体も、簡単な答えを持っていない。
しかし本当に、
「廃止」か「税金で延命」しか選択肢はないのでしょうか?
結論から言えば、
芸備線を救う鍵は「鉄道として救おうとしないこと」にあります。
まず、現実を直視します。
これは運行努力で解決できる問題ではありません。
「地方だから」ではなく、「時代が変わった」のです。
芸備線議論でよくあるのが、
という発想です。
残念ですが、
これはすでに全国で失敗済みの処方箋です。
✔ 日常利用がない路線は、観光だけでは支えられない
✔ 利便性を上げても、人口減少には勝てない
芸備線を救うには、
「鉄道を主役に戻す」ことを一度諦める必要があります。
芸備線は、
大量輸送の鉄道としては負けています。
しかし別の価値があります。
ここで重要なのは、
「儲かるか」ではなく「無いと困るか」
道路は赤字でも残ります。
上下水道も赤字でも残ります。
芸備線も同じ“生活インフラ”として再定義すべきです。
現実的な解決策の一つが、
これにより、
「JRが悪い」「自治体が悪い」という対立構造を終わらせるためにも、
責任の切り分けは不可欠です。
芸備線とバスは、競合させるべきではありません。
重要なのは、
「鉄道に合わせてバスを動かす」こと
これができていない地方が、
鉄道もバスも共倒れしています。
芸備線単体で観光客を呼ぶのは無理があります。
ではどうするか。
つまり、
芸備線は“入口”でいい
鉄道だけで完結しようとするから失敗します。
ここまでやってもダメなら、
廃止という選択肢から目を逸らすべきではありません。
ただし、
これは最悪です。
「守る努力をしたかどうか」
それが地域の納得感を決めます。
芸備線問題は、
鉄道の問題ではありません。
その答えを、日本全体がまだ持っていないだけです。
芸備線を救うとは、
地方の生き方を再設計すること。
だからこそ、
この議論は避けてはいけないのです。
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