むるむる ブログ

主に旅について、それから色々

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――人が来る国は守られ、守られている国に人は来る

「観光」と「安全保障」。
一見すると、まったく別の分野に見えます。

観光は平和産業、
安全保障は軍事や外交――。

しかし世界を俯瞰すると、この2つは完全に同じ土俵の話だと分かります。


観光は「国の安定度」を測るリトマス試験紙

外国人観光客が気にすることは、実にシンプルです。

  • 本当に安全か
  • 突然ルールが変わらないか
  • トラブルが起きた時、守ってもらえるか
  • 空港や鉄道が止まらないか

これはそのまま、

国家の統治能力・安全保障能力の評価

です。

観光客は無意識のうちに、
「この国は信用できるか?」を投票しているとも言えます。


戦争が始まる前に、観光は必ず死ぬ

歴史を見れば明確です。

  • ウクライナ
  • 中東
  • 南シナ海周辺
  • 台湾海峡周辺

軍事的緊張が高まると、最初に消えるのは観光客です。

まだ戦争が始まっていなくても、

  • 航空路の変更
  • 保険料の上昇
  • 外務省の渡航情報
  • メディア報道

これらが連動し、観光は一気に冷え込みます。

観光は、
**「危険を察知するセンサー」**なのです。


観光客が来ない国は、投資も来ない

観光は感情の問題ではありません。
経済の話です。

  • 観光客が減る
    → 航空便が減る
    → 物流コストが上がる
    → 企業が撤退する

この流れは非常に速い。

だから多くの国は、

観光を国家安全保障の一部として扱っています


空港・空路は「観光インフラ」であり「戦略拠点」

空港は観光の玄関口ですが、同時に、

  • 国家の顔
  • 有事の輸送拠点
  • 国際社会との接点

でもあります。

だからこそ、

  • 空港スロットは政治問題になる
  • 空域管理は軍事と直結する
  • 迂回ルートが常に準備される

観光客が安全に来られる空域は、
国家が制空権と統治を維持できている証明なのです。


台湾が「観光地」であり続ける意味

台湾は、

  • 民主主義
  • 言論の自由
  • 高い治安
  • 安定した交通網

を維持しています。

これは単なる国内政策ではありません。

「ここは安全な場所だ」と世界に示し続ける行為

観光客が台湾を訪れ続けること自体が、
台湾の国際的立場を支える一要素になっています。


中国が観光を“武器”に使う理由

中国は、

  • 観光客の送客制限
  • 団体旅行の禁止
  • 航空便の調整

を外交カードとして使ってきました。

なぜか?

それだけ、

観光が国家の死活問題になる

と理解しているからです。

皮肉なことに、
観光を締め付ける行為そのものが
「不安定な国」という印象を強めてしまっています。


日本は「観光大国」だから守られている

日本は今、

  • 年間数千万人規模の訪日客
  • 高い治安評価
  • 安定した航空・鉄道網

を持っています。

これは偶然ではありません。

  • 法の支配
  • インフラ維持能力
  • 国際協調

これらが積み重なった結果です。

観光立国という言葉は、
実は安全保障の成果でもあるのです。


観光を軽視する国は、世界から軽視される

「観光なんて贅沢だ」
「国防とは関係ない」

そう考える国ほど、

  • 国際的信用を失い
  • 経済的に孤立し
  • 外交カードを減らしていきます

観光は、
世界との接点そのものだからです。


観光とは、平和の“結果”であり“証明”

観光は、

  • 平和だから生まれる
  • 安全だから続く
  • 信頼されているから増える

つまり、

観光が成り立っている国は、
すでに多くの安全保障課題をクリアしている

とも言えます。


おわりに:観光客は、最も正直な外交官

観光客は、
条約も結ばず、声明も出しません。

しかし行動で示します。

  • 行く
  • 行かない
  • 何度も来る
  • 二度と来ない

その判断は、
国家の安全・自由・安定を鋭く映し出します。


観光と安全保障は、実は同じ話。
人が来る国は守られ、
守られている国に人は来る。

これは理想論ではなく、
世界がすでに証明している現実です。

このブログを書いている間に、日本では衆議院の解散総選挙が決まりました。
高市首相が続投できるかどうかの、正念場の選挙です。

日本が安全に観光できる国であり続ける為にも、私たちの選択が重要です。
皆さん、投票に行きましょうね。

Post date : 2026.01.20 23:30