主に旅について、それから色々
アジアを旅行していると、必ずと言っていいほど目にする名前の航空会社があります。
AirAsia(エアアジア)。
気づけば「◯◯ AirAsia」が各国に存在し、
いったい何社あるのか分からない
という状態です。
この記事では、 「なぜAirAsiaはこんな増え方をしているのか」を、 感情論ではなく制度・構造・航空業界のルールから解説します。
先に結論を書きます。
AirAsiaは、1社が巨大化しているのではありません。
を各国に“複製”しているのです。
これは航空会社というより、 フランチャイズに近い発想です。
まず前提として、
航空会社は自由に国境を越えて商売できません。
このため、
アジア中を1社で飛び回る巨大航空会社
は、制度上ほぼ不可能です。
ここでAirAsiaが取った戦略が、
各国に“現地法人の航空会社”を作る
という方法です。
それぞれ
として登録されています。
だから国内線も飛べる。 だから規制に引っかからない。
ここからが本題です。
AirAsiaは、ほぼ一貫して使用機材を
に絞っています。
これにより、
をどの国でも同じやり方で回せます。
つまり、
国が違っても、中身は同じ
という状態を作れるのです。
新興国でLCCを立ち上げる最大の壁は、
本当に安全なのか?
という不信感です。
AirAsiaは、
を持ち込むことで、 ゼロから信用を作るコストを省略しました。
これは各国政府にとっても都合が良い。
多くの新興国では、
という問題を抱えています。
そこに
のAirAsiaモデルは、 政策的にも歓迎されやすい存在でした。
1社で巨大化すると、
の影響をモロに受けます。
AirAsia方式では、
ため、 全滅しにくい構造になっています。
同じことをしようとして失敗した航空会社も多くあります。
理由は単純で、
と、 複製に向かない設計だからです。
AirAsiaは最初から、
どうやって増やすか
を前提に作られています。
日本では、
ため、 AirAsia型の「増殖」は起きにくい環境です。
PeachやJetstar Japanが
日本だけの存在
で止まっているのは、 経営能力ではなく制度の違いです。
AirAsiaがあちこちにある理由は、
ではありません。
制度を理解し、複製可能な形に落とし込んだからです。
AirAsiaは、
空を飛ぶ会社
というより、
航空会社を作る仕組み
を輸出している企業だと言えます。
次に「◯◯ AirAsia」を見かけたとき、
なぜそこに存在できているのか。
その背景を考えると、 旅行はもう一段、面白くなります。
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