『これは、善行寺参りに行く方が無難で安全かな。』と、考えていた。

さして信心深くない私は、特に「善光寺に行きたい」という想いがある訳ではない。

しかし、豪雨の中をおしてアルペンルートへ行くほど、山や自然が好きという訳でもない。

明日の天気は豪雨の予報。

無理を通して山へ向かい、立ち往生して行くも帰るも出来なくて詰む…
なんて事は、まっぴらごめんだ。

でも、どうしても気になるフレーズが、立山黒部アルペンルート公式HPには、ある。

『世界有数の山岳観光ルートです。』

世界有数かぁ。

そう言われたら、やはりそちらが気になる。

正直言って、善光寺は行かなくても後悔する事なんて無いと思う。
なんせ奈良や京都には、世界有数の神社仏閣なぞゴロゴロ転がっているのだ。

いくら有名だとしても、別に後悔する事も無いだろう。「行けたら行きたいかな」ぐらいの感じでしかないのだ。

だけど、世界有数の山岳観光ルート 立山黒部アルペンルートの場合、歳を取って足腰がへばってきてから行きたいと思っても、行けないかもしれないじゃないか！！

いくら乗り物でサクッと行けるというのをウリにしているとしても、ロープウェイやケーブルカーに乗るのには、必ず階段があるはずなのだ。
ましてや、山岳観光ルートなのだ、少しは山へ登るかもしれないじゃないか？！

しかし、だからこそ、

豪雨予報の時に行くのは危ないんじゃないか？(山をなめたらいかん)

山の中で取り残されたら？(夏だし、それはそれでいい経験になるかもだけど)

備えあれば患いなし(悪天候と知っていてチャレンジするバカは簡単に〇ぬ)

と、思ってしまい。

「次の機会に延ばすべきなのかなぁ？」

と、思ったり。

グルグル思考が渦巻いたまま、眠るのだった。