全線走破の旅！舞鶴若狭道161.8kmの裏テーマとは？

大阪方面から中国道・吉川JCTを分岐し、敦賀JCTまで。舞鶴若狭自動車道の全線走破、お疲れ様です！[00:22]

この路線は、古都・京都の裏側を通り、兵庫・京都・福井の三府県を縦断する**「日本海側の大動脈」**です。

しかし、この道の本当のテーマは、観光だけではないところにあります。

それは、日本のエネルギーと安全保障です。

軍港として栄えた舞鶴[01:34]、そして日本の原子力発電の中心地である**「原発銀座」と呼ばれる若狭湾[01:01:42]を通るこの高速道路は、単なるインフラではなく、有事の際の緊急避難路や資材輸送路としての役割も担う、「特別な国道」**なのです。

「原発銀座」のリアル！トンネルと送電線が語るもの

舞鶴若狭道最大のハイライトは、福井県の**嶺南地方（高浜、おおい、美浜）**を通る区間です。

ここはまさに原発銀座。高浜原発、大飯原発、美浜原発などが集中立地する特殊な土地です[01:01:48]。

そして、車窓を見れば、その役割は一目瞭然です。

• ひたすら続く山とトンネル 若狭湾沿岸を走っているはずなのに、景色は山間部がほとんど[01:06:38]。山を貫くトンネルが延々と続きます[01:25:22]。
• 送電線の異常な多さ そして、異様に多いのが巨大な送電線の鉄塔です[06:25]。これは、若狭湾で作られた膨大な電力が、京阪神の電力大消費地へ送られている証。

この山とトンネルと送電線だらけの景色こそが、舞鶴若狭道が持つ**「日本の生命線」**としてのリアルな姿なのです。ドライブを通して、私たちはこの国のエネルギーの裏側を体感している、と言っても過言ではありません。

疲れたら寄りたい「鯖街道」のロマンと休憩スポット

長距離ドライブで疲れた体を癒すスポットも充実しています。

• 唯一のサービスエリア！西紀SA まずは兵庫県内の西紀サービスエリア[17:06]で、しっかりと燃料と休憩を。ここを逃すと、次の大きな休憩は福井県までありません！
• 海のある奈良？小浜市の「鯖街道」 福井県に入り、小浜市付近まで来たら[01:13:10]、一度降りてみるのもおすすめです。ここは、京都と海産物を結んだ**「鯖街道」**の起点。道の駅などで、鯖関連商品が大量に並んでいます[01:22:56]。歴史ロマンと地元の味に触れる最高の休憩です。
• ラムサール条約！三方五湖PA 旅の終盤、三方五湖PA[01:37:14]に立ち寄れば、ラムサール条約登録の美しい湖を眺めてリフレッシュできます。

終着・敦賀！この道は「政治と経済」の縮図だ

吉川JCTから北上し、ついに敦賀JCTに到達[01:59:58]。この旅を終えてみれば、この舞鶴若狭道が、どれほど重要な役割を担っているかが分かります。

北陸新幹線の延伸ルート議論[02:21]、地域間の経済格差、そしてエネルギー問題。161.8kmの道のりは、日本の抱える様々なテーマを映し出していました。

あなたもぜひ、この**「特別な高速道路」**を全線走破して、日本の裏側を体感するドライブに挑戦してみてください！

【動画はこちら】舞鶴若狭道 全線走破の旅 / 吉川～敦賀

http://www.youtube.com/watch?v=BCWR7YSot_g