主に旅について、それから色々
こんにちは!世界の情勢が航空路線に与える影響を追います。
2022年2月以降、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、欧米や日本など多くの国がロシア上空の飛行禁止措置を取りました。これにより、これまで最短距離で結ばれていたヨーロッパとアジアを結ぶ主要な航空路(シベリア上空)が突如として閉ざされるという、航空史上稀に見る大きな変化が起こりました。
今回は、この「ロシア上空の壁」によって、航空機が現在どのようなルートを辿り、私たちの旅にどのような影響が出ているのか、その舞台裏を解説します。
日本の航空会社やヨーロッパ系の航空会社にとって、シベリア上空の閉鎖は、特に日本とヨーロッパを結ぶ**「北回り(シベリア上空)ルート」**の利用ができなくなったことを意味します。
現在は、主に以下の二つのルートが主流となっています。
代替ルートは、シベリア上空の最短ルートに比べ、飛行距離が数百km〜数千kmも長くなります。
一方、ロシアの航空会社(アエロフロートなど)や、ロシア上空の飛行制限を課していない一部の国の航空会社は、引き続きロシア上空を利用しています。
ルートが変更されたことで、航空機の運航計画には新たな課題も生じています。
ロシア上空の飛行禁止措置は、単なるフライトの遅延ではなく、世界の航空インフラと経済、そして私たちの旅に直接的な影響を与え続けています。
航空会社は、新たなルートの最適化とコスト削減に知恵を絞っていますが、この「壁」が取り払われない限り、東アジアとヨーロッパ間の移動は、しばらくの間、時間と費用の面で「遠い」旅であり続けるでしょう。
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