主に旅について、それから色々
前回、ANAがハワイ路線に特化してA380を導入した戦略的理由について解説しました。
※本題に入る前にお断りしておきますが、今回の内容には一般的に公表されているわけではない業界内の噂、推測やフィクションも多分に含まれています。
ですので、必ずしも真実とは言い難い部分も含まれています。
その点、予めご承知おきください。
このブログは前回の続編(後編)という構成になっています。前編にあたるブログを先に読みたい場合は、こちらを先に読んでからお越しください。
A380の導入には、単なるハワイ戦略だけではない、日本の航空業界における**「大人の事情」**が深く関わっています。
その背景には、経営破綻したスカイマークが、かつてエアバスに発注し、キャンセルした巨大機A380の存在があります。
ANAがA380を導入するより前、日本の航空会社で初めてA380を導入しようとしていたのは、新興航空会社のスカイマークでした。
この「宙に浮いたA380」と、経営再建中のスカイマークがANAに支援を求めたことが、ANAのA380導入に繋がったと見られています。
ANAは、スカイマークのキャンセル機材を引き受けるという**「大人の事情」**をクリアしつつ、同時に自社の戦略的な目標も達成しました。
ANAによるA380の導入は、表面上は「ハワイ戦略」でしたが、その裏側には、経営破綻したライバルとの関係、巨大機メーカーとの複雑な債務処理、そして日本の航空業界の再編という、多くの要素が絡み合った結果だったと言えます。
「空の女王」ホヌの華やかなデビューの裏には、こうした複雑な「大人の事情」が隠されていたのです。
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