主に旅について、それから色々
私たちは普段、何気なく電車に乗っています。
しかしその裏側では、メーカーごとにまったく異なる設計思想が存在します。
「どの部品を共通化するか」
「軽さを優先するのか、頑丈さを取るのか」
「鉄道会社の要望にどこまで合わせるのか」
この記事では、
A-trainを代表例に、日本の鉄道車両メーカーの設計思想と特徴を整理してみます。
かつての日本の鉄道車両は、典型的なオーダーメイドでした。
結果として、
という問題を抱えていました。
ここに風穴を開けたのが、日立製作所のA-train構想です。
A-trainは、
「車両を“システム商品”として設計・生産する」
という思想です。
これらを標準化されたモジュールとして組み合わせます。
👉 レゴブロックのような発想
これは後の海外案件(イギリス・アメリカ)で大きな武器になります。
A-trainは最初から、
すべてを視野に入れた設計思想
👉 これが、
**イギリスが「鉄道発祥国なのに日立を採用した理由」**にもつながります。
👉 鉄道インフラ丸ごと請け負う会社
そのため設計思想も、
が強く意識されています。
川崎重工は、
で圧倒的な実績があります。
👉 「壊れない」「雑に扱われても動く」
アメリカ市場で評価される理由です。
日本車輌は、
などを手がけています。
👉 「冒険しないが失敗しない」設計
👉 首都圏私鉄に多い理由です。
👉 A-trainは、
日本型設計から世界標準へ踏み出した象徴とも言えます。
理由はシンプルです。
すべてが設計に反映されるから。
同じ電車でも、
設計思想を知ると見え方がまったく変わります。
次に駅で電車を待つとき、
ぜひ「この車両、どんな思想で作られたんだろう?」と考えてみてください。
それだけで、鉄道はもっと面白くなります。
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