主に旅について、それから色々
同じ「電車」なのに、なぜここまで思想が違うのか?
日本の鉄道車両は、世界的に見ても品質・信頼性・安全性が極めて高いことで知られています。
しかし一口に「日本の鉄道メーカー」と言っても、その設計思想は驚くほど多様です。
この記事では、
を、マップ的に整理して解説します。
ざっくり分類すると、日本の鉄道設計思想は次の5系統に分けられます。
軽量・高速 ←――――――――→ 頑丈・長寿命
│ │
モジュール化 カスタム設計
│ │
民鉄向け 国鉄・輸出向け
この軸を頭に置くと、各メーカーの立ち位置が非常に分かりやすくなります。
「車両は部品の集合体。最初から作り込まない」
A-trainは、
👉 民鉄・海外鉄道との相性が非常に良い
「壊れないことが最優先」
川崎は、アメリカ市場で鍛えられたメーカーです。
👉 高速鉄道・地下鉄・通勤電車を問わず万能型
「鉄道会社の“好み”に全力で応える」
近畿車輛は、設計の自由度が高いのが特徴です。
👉 関西私鉄文化の体現者
「奇をてらわず、確実に」
日本車輌は、堅実・保守的な設計が特徴。
👉 東海道新幹線文化に最適化
「自社運用に最適化された合理主義」
東急車輛を前身とし、JR東日本向けに特化。
👉 巨大鉄道会社ならではの合理設計
理由は明確です。
日本の鉄道車両は、
すべて同じ国内で生まれています。
それを可能にしているのが、
👉 メーカーごとに異なる、明確な設計思想
日本の鉄道が強い理由は、
「正解を1つに決めなかった」ことにある。
もし次に電車に乗る機会があれば、
「これはどの思想で作られているんだろう?」
と考えてみると、鉄道の見え方が一段深くなるはずです。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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