主に旅について、それから色々
実は“本人確認”の精度に直結する話。
パスポートを申請するとき、よく言われる注意事項があります。
それが、
「眼鏡はできるだけ外してください」
というもの。
「いつも眼鏡をかけているのに?」
「外す必要ある?」
そう思った方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、単なる見た目の問題ではありません。
パスポートという“世界共通の本人確認書類”の性質上、かなり合理的な理由があるのです。
まず大前提として、パスポート写真は
記念写真でも、身分証用の顔写真でもありません。
顔認証(バイオメトリクス)のための基礎データ
現在の日本のパスポートは ICチップ入り(eパスポート) で、
といった情報が、機械で読み取られる前提で使われています。
眼鏡のフレームは、
といった、顔認証で重要なポイントを物理的に隠します。
人間の目なら補正できますが、
機械は「隠れている=存在しない」と判断します。
特に問題になるのが、
これらは、空港の入国審査で使われる
自動化ゲート(顔認証)にとって大敵です。
👉
「本人なのに、本人と認識されない」
というトラブルの原因になります。
パスポートは、日本国内だけでなく、
世界中で通用する書類です。
そのため、日本独自のルールではなく、
が前提にしている 国際基準 に合わせる必要があります。
この基準では、
が強く求められています。
一応、条件付きで眼鏡可とされています。
ただし👇
という、かなり厳しい条件をクリアする必要があります。
実務上は、
「外したほうが確実」
という判断になります。
今後、世界の入国審査はさらに
が進むと考えられています。
そうなると、
は、ますます不利になります。
つまり、
眼鏡を外した写真は
「将来に対する保険」
でもあるのです。
パスポート写真で眼鏡を外す理由は、
世界中の機械が、あなたを正しく“あなた”と認識するため
です。
ほんの数分の手間で、
と思えば、
外して撮る価値は十分にあります。
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