主に旅について、それから色々
どうも、皆さん。山歩きやアウトドアが好きでも、やはり気になるのが「熊」の存在ですよね。ニュースで見聞きするたびに、背筋が寒くなる人も多いはず。
ここでは、精神論ではなく、すぐに実行できる具体的な熊対策を、遭遇「前」「遭遇時」「生活圏」の3つのフェーズに分けて、実用的にご紹介します。
熊と人間の事故の多くは、「お互いの存在に気づかず、バッタリ出くわす」ことによって起こります。彼らに「あ、人間がいるな」と先に気づいてもらい、避けてもらうのが最も確実な対策です。
もしも熊と出くわしてしまったら、パニックは禁物。彼らは逃げるものを追う習性があります。
| 距離 | 行動の基本 | NG行動 |
|---|---|---|
| 遠くにいる場合 | 静かに後ずさり。熊から目を離さず、ゆっくりと距離をとる。障害物(木や岩)を間に入れるように移動できれば理想的。 | 走って逃げる(最も危険)、大声を出す(熊を刺激する)。 |
| 近くで遭遇 | 立ち止まり、静かに後ずさり。視線は合わせすぎず、威嚇しない。グループなら固まって。撃退スプレーがあれば準備。 | 急に動く、荷物を投げつける、目を合わせ続ける(威嚇とみなされる)。 |
| 至近距離で襲われた場合 | 熊撃退スプレーを噴射(最終手段)。使えない場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、うつぶせになって防御姿勢をとる。 | 抵抗しようとする(致命傷になりやすい)。 |
山だけでなく、住宅地でも熊が出没するのは、そこに彼らが魅力を感じる「誘引物」があるからです。生活圏での対策は、「熊を呼び寄せない」環境づくりに尽きます。
熊対策は、結局のところ「人間が彼らの生活圏に不用意に入り込まない」こと、そして「人間の生活圏に彼らを誘い込まない」ことです。
自分の身は自分で守る。その意識と、適切な装備、そして何より冷静な判断力が、あなたを助けてくれるでしょう。
実用的すぎて面白みがないって? 熊対策にエンタメ性はいりません。命がかかっていますからね。
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