なんとなく、なんでも雑記
山陽新幹線・山陽本線 三原駅(広島県)。
一見すると普通の高架駅ですが、実はこの駅、日本の鉄道史において「日本で唯一の衝撃的な構造」を持っています。
その秘密は、駅がそのまま「三原城」の天守台跡に建てられていることです。
動画でもその異様な構造が紹介されていますが、最も驚かされるポイントは以下の2点です。
三原城の天守台は、駅の建設時に取り壊されるどころか、なんと新幹線ホームの土台として再利用されています[07:02]。
新幹線ホームは文字通り、城の天守台の上に完全に乗っかっているのです[06:02]。城の石垣が新幹線の高架下を支えている[07:50]光景は、日本全国探しても他にはありません。
さらに驚くべきは、三原城の天守台跡へ登る唯一のアクセスが、駅構内からしか存在しないことです[02:13]。
天守台への階段の隣には、新幹線ホーム[04:59]。城跡へ行くために、私たちは駅の構内を通過しなければなりません。城の土台を削って、駅の入り口や通路が作られている[06:30]という、まさに「城の魔改造」が施されています。
なぜ、三原駅はこのような強引すぎる構造になったのでしょうか?
三原城は戦国武将・小早川隆景が築城した水城で、海に面した美しい城でした。しかし、新幹線計画が持ち上がった1970年代は、何よりも「高度経済成長」と「利便性」が優先された時代でした[05:07]。
新幹線を通すにあたり、在来線の駅に隣接し、かつ最適なルートを確保するには、城跡を避けることが不可能でした。
その結果、「文化財保護」よりも「交通インフラ建設」が優先され、城の土台をそのまま利用し、駅と新幹線を強引に一体化させるという、現代では考えられない手法が取られたのです。
駅が城を破壊するのではなく、城の土台をそのまま利用したという事実は、当時の建設の「力強さ」と「スピード感」を物語っています。
この三原駅は、単なる鉄道駅ではなく、日本の高度成長期の歴史を象徴する遺産とも言えます。
三原城の天守台を見学した後は、三原名物の「タコ料理」を味わうのもお忘れなく[09:42]!駅のすぐ近くに港があるため、新鮮なタコを堪能できます。
新幹線に乗る人も、城を巡る人も、ぜひこの「駅が城、城が駅」という異空間を体験してみてください!
【城を貫く三原駅の全貌はこちら】
https://youtu.be/O2tniXF90AU
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