なんとなく、なんでも雑記
「特急しなの」は名古屋と長野を結ぶ、JR東海が運行する特急列車です。
誰もが知る「特急しなの」。名古屋と長野を結ぶこの列車が、実は**日本で最もドラマチックな「景色の大転換」**を秘めていることをご存知でしょうか?
先日、私はこの「しなの9号」に乗り、終点松本まで車窓を追いかけました。名古屋駅での出発前、旅の儀式としてホームの立ち食いそばとビールでエンジンをかけ[00:35]、列車に乗り込みます。
しかし、この旅路は、単なる移動ではありませんでした。それは、「都会の景色」から「深すぎる秘境」へ、そしてまた「突然の開放感」へと、景色がジェットコースターのように変化する57分間の壮大なロードムービーだったのです。
この記事を読み終わる頃、あなたはきっと、次の休みに「しなの」の指定席を予約しているでしょう。
出発直後の名古屋市内では、モード学園のビル[02:02] や、高速道路[02:37] と並走する都市的な光景が続きます。しかし、中津川駅を過ぎて数分後、列車は別世界へ突入します。
まさに、ここからが**「しなの」の真骨頂**、**木曽路(きそじ)**です。
深い谷間に沿って、線路、木曽川、国道19号線が複雑に絡み合いながら進む光景は圧巻。ナレーターの方の言葉を借りるなら、まさに**「全て山の中」**[17:40] です。
この山深い景色は延々と続き、「もう終わりはないのか?」と錯覚するほど、日本の大自然の底力を感じさせます。
「深すぎる秘境」に慣れてきた頃、旅は突然のクライマックスを迎えます。
塩尻駅の手前、山々が遠くへ遠くへ離れていき[48:31]、視界が一気に開け、松本盆地の開放的な景色が目の前に広がるのです[48:38]。
この劇的な景色の「急変」は、まるでSF映画のワープのよう。深い谷間から、突如として都会の開放感に放り出されたかのような驚きがあります。
塩尻駅[50:39] は、この旅の重要なターニングポイント。名古屋から来た「しなの」と、東京からの中央本線(特急あずさ)が合流する要衝であり、ここから松本まではもうすぐです。この急な変化こそが、この路線の最大の魅力です。
この中央本線の未来を語る上で避けて通れないのが、リニア中央新幹線の存在です。
リニア開通後、「しなの」の運行はどうなるのか?[19:00] JR東海は現在明確な回答を出していませんが、このドラマチックな絶景ルートがどう変わるのかは、鉄道ファンのみならず、全ての旅行者が注目すべきポイントです。
この景色を見られるのは「今だけ」かもしれません。
この文章の元となった動画(57分間の臨場感あふれる車窓)は、以下のリンクからご覧いただけます。ぜひ次の旅の参考にしてください!
【動画はこちら】しなのに乗って松本へ
http://www.youtube.com/watch?v=6clOHYKtPvQ
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