むるむる ブログ

主に旅について、それから色々

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2026年7月28日、徳島駅から特急うずしお18号に乗って高松へ向かいました。気動車特急に乗るのは、もはや記憶にないくらい久しぶりのこと。

電車特急や新幹線には普段からよく乗るのに、ディーゼルの特急となると、いつ以来だろうと考えても思い出せないくらい昔の話です。そんな小さな「初心」を胸に、徳島駅のホームで列車を待ちました。


やってきたのは、アンパンマンだった

ホームで待っていると、やってきました。アンパンマン塗装の2600系です。

JR四国はアンパンマンが大好きです。土讃線の「南風」にはアンパンマン列車が走り、予讃線にも各種アンパンマン列車が存在し、そして高徳線のうずしおにも2025年10月からアンパンマン列車が登場しました。オレンジ色を基調に「アンパンマンとそのなかまたち」をデザインした車両と、水色を基調に「ばいきんまんとそのなかまたち」をデザインした車両の2両編成。特急列車としてはなかなかにポップなビジュアルです。

アンパンマン列車は2600系での運用で、うずしお18号はその定期運用便のひとつ。「特急に乗ったらアンパンマンだった」という体験は、JR四国らしいといえばJR四国らしい。


単線の高徳線を、特急が走る

発車すると、単線の高徳線をアンパンマンが疾走します。気動車特急独特の、ディーゼルエンジンの振動と音。電車特急とは少し違う、野性味のある走り。これはこれで悪くない。

池谷駅に停まります。ここは高徳線と鳴門線の分岐駅で、鳴門線ホームへは階段経由でちょっと面倒な乗り換えが必要な駅です。そして無人駅です。特急が無人駅に停まります。

板野駅にも停まります。こちらも無人駅です。

「特急が無人駅に停まる」というのは、大阪周辺の鉄道に慣れた感覚だと不思議な体験です。でもよく考えると、人員削減が進む現代において、特急が無人駅に停車すること自体は全国各地で普通に起きていること。むしろ[うずしお]の場合、停車駅を眺めていると有人駅に停まる方が珍しいのではと思えてくるくらいの比率です。これが四国ローカル特急のリアルです。


オレンジタウン、通過

オレンジタウン駅を通過します。

この駅の名前には、ちょっとした背景があります。1990年代に民間が110億円を投じて丘陵地を宅地開発し、その住宅開発に合わせて作られた駅です。ガラス張りのおしゃれな駅舎が特徴的ですが、無人駅です。「鉄道でベッドタウンを作る」という計画が期待どおりにはいかなかったという文脈で語られることが多い駅ですが、実際に住んでいる方の暮らしぶりは外からにはわかりません。ただ、特急は一部の便が停まり、普通列車の折り返し地点にもなっているなど、それなりに地域の結節点としての機能は果たしているようです。


屋島まで「まだ田舎やな」、栗林でいきなり都会になった

屋島駅を過ぎたあたりまで、「まだ田舎やな」という印象が続きます。源平合戦の古戦場として知られる屋島は、高松市内にある観光地ですが、車窓の景色はまだ落ち着いた雰囲気です。

ところが栗林駅に差し掛かると、急に都市の景色に変わります。ビルが立ち並び、駅は高架になり、「あれ、急に都会になったな」という感覚がはっきりあります。栗林公園という日本を代表する庭園の最寄り駅でもある栗林は、高松市の市街地に近く、この変化は高松という都市に近づいていることを体で感じさせてくれます。


終点・高松駅は「行き止まり」の駅だった

そして終点、高松駅に到着。

高松駅は頭端式(行き止まり式)のターミナル駅です。JRの主要駅としてはかなり珍しい形で、列車はここで行き止まり。折り返すか、留置されるかしかありません。岡山と高松を結ぶ「マリンライナー」が発着する予讃線・本四備讃線のホームには、瀬戸大橋を渡ってきた電車が並んでいます。

一方で、うずしおが到着した高徳線のホームを見上げると――架線がありません。電化された予讃線ホームのすぐ隣に、非電化の高徳線ホームが並んでいる。必要な路線だけ電化する、JR四国らしい合理的な判断の産物です。同じ駅の中に「架線あり」と「架線なし」が共存している光景は、思った以上にシュールで面白い。


まとめ――ずっとアンパンマンに揺られてた

徳島駅の昭和感あふれるホームで列車を待ち、アンパンマン塗装の気動車特急に乗り込み、無人駅に停まりながら単線を走り、栗林で突然都会になり、頭端式の高松駅に行き止まる。

なかなか楽しい、約1時間の旅でした。「ずっとアンパンマンに揺られていた気分」という感想が一番しっくりきます。気動車特急の揺れと音も、久しぶりに乗るとこれはこれで味わい深い。電車特急や新幹線にはない、ちょっとワイルドな乗り心地です。

高徳線・特急うずしお、機会があればぜひ一度乗ってみてください。アンパンマン列車に当たるかどうかは、お楽しみです。


乗車メモ

項目内容
乗車日2026年7月28日
列車特急うずしお18号(徳島→高松)
車両2600系(高徳線うずしおアンパンマン列車)
区間徳島駅→高松駅(JR高徳線)
所要時間約1時間6分
主な停車駅池谷・板野・引田・三本松・志度・屋島・栗林・高松

旅のお供に

気動車特急の旅は、電車より少しエンジン音が大きめです。ノイズキャンセリングイヤホンがあれば、車内で音楽や動画をより快適に楽しめます。

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2600系には全席コンセントがありますが、観光中も充電切れを心配しないためにモバイルバッテリーも一つあると安心です。

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※掲載情報は乗車時点のものです。運行ダイヤ・車両・設備は変更される場合があります。乗車前にJR四国公式サイトで最新情報をご確認ください。

Post date : 2026.08.04 16:11